世界でもっともまずしい大統領
私がここ数年来で1番、影響を受けたお話を紹介します。
ご存知の方も多いかもしれないのですが、数年前に話題になり絵本にもなった
ウルグアイの前大統領ホセ・ムヒカ氏のスピーチの話を友人から聞き、とても興味が湧
きました。
世界でもっとも貧しい大統領と呼ばれた理由は、
大統領だった時の報酬(月額25万ウルグアイペソ=日本円にして115万円)の8割近くを社会
福祉基金やチャリティー団体などに寄付していたそうです。
官邸や公用車は使わずに、農業をしながら郊外の住宅で質素に生活をし、中古車に乗っています。
ムヒカ氏の言葉は物欲の多い私にはかなり心に突き刺さりました。
”貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ ”
”発展は幸福を阻害するものであってはいけないのです。 発展は人類に幸福をもたらすものでなくてはなりません。 愛情や人間関係、子供を育てること、友達を持つこと、そして必要最低限のものを持つこと。 これらをもたらすべきなのです。”
消費をしなければいけない社会に振り回されて、忙しくなりすぎて一番大切な『自由な時
間』を奪われてしまっているとムヒカ氏は言います。
幸せとはなにか?みたいな無限ループな思考になってしまいますが、
時間というものをもっと大切にしたいなと考えさせられました。